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スリーピー・ホロウ [映画感想 さ行]

スリーピー・ホロウ

スリーピー・ホロウ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: DVD

映画タイトル:スリーピー・ホロウ
初公開年月 :2000/02/26
監督:ティム・バートン
脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
出演:ジョニー・デップ クリスティナ・リッチ クリストファー・ウォーケン 他

■2006.12.31(日) 本日の一言■

クリスマス・イヴにティム・バートン監督&ジョニーデップ出演のゴシックホラーの名作
『スリピー・ホロウ』を鑑賞した。公開当時はこの作品の世界が非常に気にいって、
何度も映画館へ通ったし、ビデオになった時には狂ったようにレンタルをして鑑賞した
映画であり、(^-^)クリスマスが近づくと何故だか、とても観たくなるのだ。
本来であれば、もっと早くに感想を上げたいと思っていたのだが、
実のところ正月の準備等々で、なかなか感想が書けなかったのだ。(^^;;)
大晦日になって時間もとれたので、このブログの2006年のしめに映画感想を上げよう。

まずはあらすじから。
時は1799年。イカボット(ジョニー・デップ)は、拷問で犯人の口を割らす
警察や検事の方法に疑問をもち、常に自分が編み出した科学捜査で事件を解決しようと
いきまいている市警捜査官で、他の警察仲間や検事との衝突の日々。
ある日、NY郊外の村で人間の首を切り落とす猟奇的な連続殺人事件が発生した。
常に裁判官に歯向かっていたイカボットは、その歯向かいの腹いせに、この事件を解決
するよう裁判官に言い渡される。事件のおきたスリピー・ホロウという村に降り立った
イガボットは村の人間から、犯人は南北戦争当時、残忍な兵士として送り込まれた男が
殺され、その後自分の首を求めてさまよう幽霊騎士となって村人の首を落としているのだと
聞かされ、半信半疑でその調査に乗り出すのだった。

それでは感想である。
★以降、ネタバレもありますよ★

偶然ではあるが前回観た『犬神家の一族』が、日本の旧家の相続問題と転がる生首が見れる
物語ならば、『スリーピー・ホロウ』は西洋の旧家の相続問題と転がる生首が見れる物語。
というわけで、つまるところ、このお話は「悪どい後妻が首なしの幽霊騎士(幽霊騎士の首は
後妻が隠しもっている)を使って、相続人やその関係者の首をふっ飛ばしていた・・が、
気弱で科学捜査だけを信用している捜査官イカボット(ジョニー・デップ)と
先妻の娘カトリーナ(クリスティーナ・リッチ)の協力によって事件は解決されるという、
わかりやすく単純なストーリーである。
これだけだと・・なんだか子供だましっぽいな・・という感じが、書いている自分でもするの
だが、いざ鑑賞をはじめ、黒い馬車に乗りこみスリーピー・ホロウという村に立つ
主人公の姿が映像にあわれると「Long・・Long Ago・・」という呟くような幻聴に耳をすまし、
((┗┓( ̄∀ ̄)┏┛))フフフフ・・ハッハッハッハァアアア!という薄気味の悪い笑いに見送られ、
分厚くて埃をかぶった本のページをめくるような世界へと入っていく感覚にとらわれ、
さあ、そのまま自分の足を村の中へと進めてゆきましょう・・と背中を押される気分になる。
画面に登場する家の中でさえ灯りは青白く見え、村に住む人間たちは、その時代でも錯誤を
しているようなヨーロッパ風のカツラと服装といういでたちで、新進気鋭と噂される捜査官を
迎えいれる。
(余談だが、この時代錯誤の衣装が、どの俳優も皆、20世紀を生きているにもかかわらず、
恐ろしくも似合っているのだ。(^m^)フフフ)
村を管理する主要人物たちは首をはねまわる幽霊騎士の話こそは力強く真実だと
語るのだが、それ以外のこととなると、口を固く結ぶ情けなさ。しかし、それは主人公である
イガボットも同じで「科学捜査で事実を明らかにする」と息巻くわりには、
現実に自分の目の前に現れた幽霊騎士が村人の首を狩るのを見て気絶をするのだ。
救出され、ベッドの上で「本当にいたっ!見た!」と震えながら叫ぶ主人公の風情は、
他のこういったゴシックホラーとは一線を画しており、悪に立ち向かうヒーローというよりは、
粋がった青年捜査官がガタガタと震えながら、剣を振り回し、やっとこさで
幽霊騎士と戦っているところに、親しみを感じ、幽霊騎士が残忍な殺しを次々と
実行して生首が画面を転がり落ちてゆくというのに、
なぜかユーモアさえ覚えて、( ̄m ̄〃)ぷぷっ!と笑ってしまうのである。
またこの映画の見所は、そういったユーモアの他に、森の奥ふかくにある村の美しさや、
ヒロインのカトリーナの愛らしさ、白馬の格好よさ、イガボットが持参してくる
遺体を調査するための風変わりな小道具など満載であり、細かい設定を楽しむことも
可能である。そして何よりこの映画全体を引き締めてくれているのは、
首なし幽霊騎士(クリストファー・ウォーケン )の存在だ。
首がない形での彼の(彼といえばいいのか?)登場を初めて観た、約7年前から、
私の目は、今も彼に釘付けになる。その登場方法は、子供の頃に読んだ御伽噺では
想像しきれなかった悪魔の出現・・それはこのようなものだ・・と画面で見せてもらい、
本当に私の好みである。雷が鳴り風がざわめき、羊たちが逃げると呪われた木から、
幽霊騎士が飛び出してくるのだ。
自分の首が彼に刈られるのは真っ平であるが、何度見てもこれは、ワクワク(死語?)する。
待ってました!幽霊騎士!ヽ(▽ ̄ )!♪オーソリャ ソリャ ソリャ♪ヽ(  ̄▽)ノ  と
合いの手をいれて、ダンスをして出迎えたい気分である。
また、自分の首を取り戻し、地獄へと帰る姿も良いのだ。気絶をした悪後妻を見つけたときの
勝ち誇ったような表情は圧巻で、彼女に口づけをかわしたあとの口が血塗れによごれるのも、
青白い画面の中ではひときわ美しい。(⌒~⌒)フッフッフッ
幽霊騎士を見送り、再び主人公のイガボットはお決まりの気絶をしてくれるのだが、
演じる俳優が大好きなジョニー・デップをもってしても、私の心は幽霊騎士の最期の姿に
奪われてしまうのだった。

次に俳優の感想。

この物語の主人公、市警捜査官イカボット役のジョニー・デップ。
彼、最後の青年役だったかな・・という感じの、硬さの残る市警捜査官役を
嬉々として演じている感じだ。特に幽霊騎士を初めて目の前に見たときの
情けない気絶ぶりの演技は圧巻で本当に楽しめる。珍妙な小道具をつけても、なお
負けないユーモラスな演技もよいし、本当にこの頃、ジョニー・デップ・・
若かったなぁああ!などと改めて思わずにはいられない。
またティム・バートン監督と映画を撮るという噂も聞いているので、
こちらも楽しみに待ちたいところである。

次、ヒロイン、カトリーナを演じていたクリスティナ・リッチ。
アダムスファミリーを観て、しばらくその姿をみておらず、久しぶりにその姿を
この映画で観た時、えーー!あのお化けの娘が、フランス人形に化けた!と
驚いたことをいまだに覚えている。(^^;;)
いやぁ・・とにかく可愛いのである。女の目からみても、生きたフランス人形のようだ。
「いいわよ」と口を尖らせる姿もまことに愛らしい。
ときに妖しく退廃的な表情をするので、17世紀のような格好が似合うのだろうな・・
このまま時よ止まれ、そしてその若さを保っておくれというような女優さんである。
その可愛らしさに、歳を重ねた彼女を見たくないので、次回作は観なくても良いかも・・(笑)

次 首なし幽霊騎士を演じた、クリストファー・ウォーケン。
いろんな映画で、脇役を飾っている名優さんで、A級映画からB級映画まで
幅広く節操なくでているらしい。
今回の首なし幽霊騎士も彼の顔は多分15分も出ていないのに、物凄い迫力で
画面に迫ってきてくれた。この映画で一番、目だっているのは、この15分も顔を
だしていない、クリストファー・ウォーケンだと思う。
次回作に期待・・といいたいけれども偶然、観る映画できっと「あ!ウォーケンさんだ」
ということになると思う。そろそろ名作に出てください。とお願いしたい俳優さんだ。(笑)

最後に映画の全体的な感想を書いておこう。
ホラーものというのは、えてして見終わったあと、
あぁああ!観なきゃ良かった!il||li _| ̄|○ トホホ・・タチアガレナイ
ということになることが多いのに、この『スリピー・ホロウ』だけは、何度、観ても
子供の頃に読んだ御伽噺が、そのまま高級な映像となって自分の目の前にあらわれた
ような気分になり、こりもしないで、今回も楽しく観終えた。
物語的にはサスペンスの要素もふくんだ作品ではあるけれども、犯人探しについては
ベタなつくりはいなめないので、映像の美しさ、こった小道具・・世にも不思議な世界を
味わったもの勝ちな映画である。少々マニア向けという感じがしないではないが、
ジョニー・デップとティム・バートンの作った映画では、私は一番好きだ。
大人の御伽噺として一度は味わっても損は決してない。
時間のあるお正月にお薦めしたい作品。ぜひぜひ!どうぞ・・(^^)

さて・・これで2006年のブログはおしまいである。
ブログを読んでくれた皆様、どうもありがとう。
また来年、2007年もどうぞよろしくお願いいたします。
良い新年!を迎えましょう。2007年も良い映画に出会えますように・・(^人^)
では・・また。


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コメント 5

まなてぃ

>でぃーじぇーさんNiceどうもありがとう。(^^)
by まなてぃ (2007-01-01 17:49) 

あけましておめでとうございます。この映画好きですね。ちょっと天然ボケなデップがいいです。ホラー要素はありますけど、バートン監督の色使いや演出でファンジックな仕上がりになってますよね。今年もよろしくお願いします。
by (2007-01-02 12:24) 

まなてぃ

>katoyasuさん、あけましておめでとうございます。
Nice&コメントありがとうございます。(^^)
ティムバートン監督、一番!の作品だと、
私は勝手に思っているんですよ。
首がとんだり、殺しのシーンは残忍なはずなのに、
ちーとも怖く感じない不思議なホラー映画。(^^;;)
ジョニー・デップも格好いいし!(^^)v
クリスティナ・リッチは可愛いし!もうビジュアル的にも
言うことなしですよねっ!
by まなてぃ (2007-01-03 00:33) 

のんたん

あけました、おめでとうございます!
2006年最後の記事はジョニー・デップですね(^0^)v
私もこの映画はもちろん、色彩も大好きですよ。
映画に出てる俳優さんたちも一筋縄で行かない魅力的な人ばかり。
クリスティナ・リッチも妖しい魅力にあふれた女優さんですしね♪

今年もよい映画がたくさん見れますように!
ブログも楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
by のんたん (2007-01-09 15:01) 

まなてぃ

>のんたんさん、明けました!おめでとうございます。(^^)
やはり2006年のシメはジョニー・デップで、決めてしまいました。(笑)

ティム・バートン監督の作品で一番好きなのが
『スリーピー・ホロウ』ですねぇ。のんたんさんが言うとおり、
まさに!色彩!魅力的な俳優人!と、文句なしの楽しい映画ですね。

ティム・バートン監督で初めて観た映画『シザー・ハンズ』も
捨てがたい!のだけれど、
せつないすぎますからねぇ!(TT)

私ものんたんさんの、陽気な台湾生活ブログを楽しみにしています。
今年もどうぞよろしくお願いいたしますです。ハイ。(^^)
by まなてぃ (2007-01-09 23:39) 

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