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ザ・シューター/極大射程 [映画感想 さ行]

映画タイトル:ザ・シューター/極大射程
初公開年月:2007/06/01(金)
監督:アントワーン・フークア
脚本:ジョナサン・レムキン
出演:マーク・ウォールバーグ マイケル・ペーニャ 他

■2007.6.8(金) 本日の一言■

先週の土曜日は、前日の予告どおり、チャン・ツィイー主演の『女帝』と
マーク・ウォールバーグ主演の『ザ・シューター/極大射程』をたて続けに鑑賞をしてきた。
で、わかったことは、私は自宅でDVD2本観る体力は残っていても、映画館で映画を2作
観る体力はもうないらしい。当日はそれほど疲れを感じなかったのだが、翌日になると
えらい虚脱感があるのだ。体力の最盛期20代には同日に3本(午前に1本、午後に1本、
夜に1本)観てもケロリとしている体力を持ち合わせていたが、それは昔の話なのだ。
本当に・・・・歳は取りたくないものである。(--)
で、今回、ブログに上げる感想なのだが、本日は『ザ・シューター/極大射程』で
ゆくことにした。
何故に『ザ・シューター/極大射程』を先に感想を上げることにしたかと言えば、
答えは簡単、『女帝』よりも『ザ・シューター/極大射程』のほうが、私好みの映画であり
おもしろかったからである。
というわけで、まずは『ザ・シューター/極大射程』のあらすじと感想を上げることにする。
『女帝』の感想はまた後日、来週中にでも上げれば充分だろう。・・ハハハハ( ̄∇ ̄)
では元気をだしていってみようか!く( ̄□ ̄)ノオウ!

さて、あらすじである。<映画ONLINE参照>
アフリカのエリトリアで偵察任務に就いていた米海兵隊の敏腕狙撃手
ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)。
だが、その攻防で援軍に見捨てられ、相棒のドニーが命を落としてしまう。
3年後、スワガーは一線を退き、愛犬サムとワイオミングの山中で隠遁生活を送っていた。
そんなある日、彼の元に退役したアイザック・ジョンソン大佐とその部下たちが訪ねてくる。
そして、全米各地を遊説する大統領に対する暗殺計画が発覚したと語り、スワガーの経験から
犯人が狙撃に及ぶ都市を割り出してほしい、と要請してくるのだった。
やがて、その都市をフィラデルフィアに絞り、現場で監視にあたるスワガーだったが…。

それでは感想である。
★以降、ネタバレもありますよ★

この映画は締まった味のするシーンから、始まった。
枯れ草や土をカモフラージュにし、遠く丘の上から米兵の帰路の確保のために、
テロリストたちを狙撃する役目をになっていたボブ・リー・スワガーと相棒のドニー。
狙撃を前にして、ドニーは敵方の人数、風やチリの動きから銃口の位置を指定し、
その意見を元に銃口の照準を合わせ引き金を引くスワガー(マーク・ウォールバーグ)がおり、
長距離狙撃手の成功、ようは長距離狙撃が狂いなく的を当てるということは
決して1人ではなしえきれるものではない・・ということを短い時間でうまく紹介し
思わず、フフフこういうのタイトなお話を待っていたのよ・・と私はニンマリさせられた。
やがて、思いもよらぬテロリストからの逆襲にあい、米軍部は帰路の確保にあたっていた
スワガーとドニーを切り捨て、スワガーは負傷で済むがドニーは、時間にして数十秒の
ヘリからの激しい銃撃で一言の別れの言葉なく、あっけなくこの世を去ってしまうのだ。
まぁこれはアクション映画の予定どおり、筋道どおりの展開だろう。
これで傷ついた敏腕狙撃手スワガーの誕生になるわけである。

国のためなんざぁ・・もう生きてゆくのはウンザリだという、結論にいたった
スワガーは、それから、まぁ隠居生活にもってこいと思われる山に犬と共に暮らし、
どうやら銃で狩を行い食べ物を得て、めったに下界(世間)には降りてゆかない
生活を過ごすようになり、そんなある日、陰謀を持ってきそうよね、あんた!という
風情をしたジョンソン大佐が、スワガーの元を部下と共に訪ね、「大統領に対する
暗殺計画が発覚した、大統領を守るためにも君の腕が必要だ」などと、観客からは陰謀が
見え見えの話をスワガーにふるのである。で、映画の進行上、スワガーはジョンソン大佐に
毒舌を吐きながらも、この依頼をかって自分が国や軍に誓った忠誠心を蘇らせて受けてしまう
のである。(まったく人がいいよねぇ・・でもそうしないと物語は進まないから仕方がないか・・
と思いつつ、私は画面に再び向かった。)
スワガーは大佐から聞いた大統領の遊説先を見て回り、暗殺者がフィラデルフィアで
大統領を狙うだろうと大佐に進言した上で、暗殺者に標準を合わす狙撃班たちに、
指示を与える役を任ぜられるのだが、暗殺者の狙撃を阻止できず、大統領と同席していた
アフリカの司教が狙撃され、またスワガー自身も大佐とグルになっていた高齢の警察官から
2発の銃撃を食らわされることになるのである。何が何やらスワガーは、わからぬまま
傷を負ってビルから逃げ出し、警備をしていたFBI職員のニック(マイケル・ベーニャ)に
「ジョンソン大佐にはめられた」と言い残すと、彼の車を奪って逃走するのである。
ここまで観て、この映画は、本当にアクション映画の王道を脇目も振らず一直線に走り続ける
ストーリーなのだな・・と私はある意味、感心してしまった。
そろそろ事件が起こる・・スワガーを犯人にするようなことが起こるぞ・・と思っていると
その通りに起こるし、スワガーはここで、ケガなんかしちゃったりして・・と思うと、
スワガーは狙撃されるし、車で逃走かな・・と思うと、彼は車で逃走しはじめ、
スワガーを大統領暗殺未遂の狙撃犯として追跡するには、警察はヘリコプターを準備するかな?
と思うと、なーんとやっぱりヘリコプターが、彼の乗る車を街中で追いまわしだしてしまうのである。
凄まじいまでのベタなストーリー進行!ここまで、観客が先読みのできる作品は久しぶり!
しかし、なんだか楽しく観れてしまうのだ。
その理由は多分、スワガーの個性と緊張感が映画の前半においては、
生きてきているからだと私は思う。
狙撃のプロフェッショナルとして見せる表情やモノの感じ方、長距離からの狙撃に
ついてのウンチクやら、軍隊で学んだであろう行動がホンモノっぽく、ストレートで
シンプルで荒々しく、何よりとっても格好よく語られるのである。(^▽^)ウヘヘ
その中でも銃撃された傷の手当に必要なモノ塩や砂糖や水、細めのホースに針なんぞを買い、
これらを点滴がわりにスワガー自ら血管へと針を突き刺すシーンなどは、ゾクゾクと
させられたし、友人の彼女の家を頼ってでかけ、傷の手当などもしてもらうのだが、
その後、安直に友人の彼女とデキてしまったりしないところが、私を喜ばせるのだ。(笑)
しかしそうした、緊張感の頂点はFBI職員のニックが内部調査を開始し、
スワガーが犯人ではない・・と確信したゆえに、ジョンソン大佐たちに狙われ、
拉致された末、スワガーの銃さばきで救われ、2人がコンビを組むところまでで、その後は、
スワガーに協力者ができてしまったことから、アレヨ、アレヨと緊張感が抜けてしまい、
あっという間にどこかで観ましたね・・というアクション映画の定番になってしまったのは、
良い素材をもちながら、それを生かしきれない勿体無さを感じる。
スワガーを孤高のシューターのまま映画を続けたほうが、緊張感は保たれたのではないか・・と
私などは思う。(そうなると『ランボー』みたいになってしまうかなぁ・・・?)
後半には、アクションものお決まりのアメリカ上院議員の悪だくみやら、陰謀の内容が明白と
なって観客へ提示されるだけで、捻りがないので、大きな驚きは得られないだろうし、
悪事の全てが明らかにされて、尚、悪者たちが「貴様に私たちは裁けない」と高笑いをしながら
FBIの会議室を出て行ったときには、もう観客はスワガーの射撃の腕によって
悪が倒されることも、スワガーが無罪奉免となって再び山へと帰ってゆくところも、
安易に想像できてしまうだろう。
あぁ!それなのに!こんなに文句をつけているにもかかわらず、悪が最後には問答無用に
スワガーによって退治されるのを観たとき、「ざまぁみろおぉお!あんたら、撃たれて
当然の悪だもの!」というスキッとしたモノを私は味わい尽くしていたのだ。
エンディングロールを眺めている間、思っていたことはベタ・ベタの物語なのに・・
文句をつけつつ、面白く観ちゃったよ・・参ったねぇ(苦笑)で、あり、
この単純明快なアクション映画は、いつ以来から観ていなかったかな?という感触が、
いつまでも、自分の中に残るのである。
それはなんだか学生時代にタイムスリップし、よく観に出かけた渋谷の映画館で、
この『シューター/極大射程』を観ているような、妙に懐かしい気分なのだった。

次に俳優の感想。

まずは主人公のボブ・リー・スワガーを演じたマーク・ウォールバーグ。
彼を初めて観た映画はリメイク版『猿の惑星』で、次に観たのは『ディパーテッド』だ。
『猿の惑星』は、まぁ・・ああいう映画だったので(あまりいただけない映画ということ)
特に深く印象には残らなかった彼であるが、『ディパーテッド』では、ズバズバと攻撃的に
ディカプリオ演じる刑事役に、罵り言葉を吐く上司の刑事を好演し、賞こそ逃したものの
アカデミーの助演男優賞候補にも挙がっていた。
今回は苦悩・・苦悩・・苦悩という表情が多く、また苦悩する孤高のシューターであるのだから
仕方がないが、その苦悩顔が楽しめないと「なんだ同じ顔で、またこの演技かよ・・」と感じる
かもしれない。きちんと演技ができるだけに少々、もったいない扱いである。
次回作に期待したい。いろんな演技を見せて欲しい俳優さんの1人だ。

次、窮地に追い詰められたスワガーを助ける、FBI職員を演じたニックを演じた、
マイケル・ペーニャ。画面に出てきた瞬間、あれ?どこかでお見かけしましたね。と思い、
検索してみると『ワールド・トレードセンター』でニコラス・ケイジと共に崩壊した
ビルの下に埋められてしまったヒメノ巡査を演じた俳優さんであった。(^^;;)
『ワールド・トレードセンター』ではほとんど動かぬままの横たわりの演技で
見所が少なかったのだが、今回は自然体で表情豊かに、少々おまぬけではあるが、
人が良く正義感の強い正直者のFBI職員をきっちりと演じてくれている。こちらも安心して
観ていられた俳優さんだ。主役になるにはオーラが足りないけれども、芸達者であるので、
オーラとクセの強い俳優の脇を固めるには、もってこいの役者さんだと思う。
確実に役的においしいモノをとれるようになってきている。次回作にも期待をかけたい。

最後に映画の全体的な感想を書いておこう。

ここのところ鑑賞した『スパイダーマン3』と『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』が
最新CG合成のどーだ!どーだ!どーだ!テンコ盛り攻撃の映画であったために、
今回、鑑賞した『ザ・シューター/極大射程』というシンプルなアクション物が、ベタなのにも
かかわらず、いつものアクションものより、新鮮でおいしく感じてしまったというのが、
正直な感想である。
あぁこの感じ・・懐かしいなぁ・・そうそう映画は昔こうだったのだ。という気分だ。
はっきり言えば、今まで観たアクション映画の良いとこどりの映画なのだろう。
観ている間、私はかって鑑賞し楽しんだ映画で感じた、さまざま気分を味わった。
それは過去アメリカに忠誠を尽くした『ランボー』であり、自らの能力と実力で危機を脱する
『ボーン・アイデンティティー』シリーズであったりする。冒頭にある主人公が友人を自分の
不注意から亡くし過去に苦しむアクション映画はハリウッドの定番的物語とはいえ、
昔は観客は楽しんだものだったし、政府や上院議員たちの策略や陰謀もストーリー的には、
現在は目新しくもめずらしいモノではなくなってはいても、かって80年代~90年代の
アクション映画で、これらはとても目新しく新鮮で楽しいものだったのだ。
昔のアクションものを懐かしむ意味では、楽しめる映画だと思う。
新鮮さを求めると「つまんない」になる作品だろう。
友人や恋人と休日のひとときに、気楽に映画を観て、気楽に楽しみ、
そのあと、おいしくお酒を飲み、ゴハンを食べる。

記憶に深く残る作品ではないけれど、今日は楽しかったね・・と言いたい方たちに
お薦めな映画だ。

さて、明日は『プレ・ステージ』を観るが・・・
果たして大きく外すか、面白かったというか・・この作品も、
少々心配である。
よもや・・ヒュー・ジャックマンが実は生きてました・・なんていう
オチだけはつけないでくれよぉ・・と願うばかり。(^^;;)

・・・・・・・あぁ、それにしても『女帝』の感想をどうしようか・・
まだ、まったく手をつけていないんだよねぇ。(--)ハァ・・・・


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流星☆彡

娯楽作品を語るに 超大作のレビューで、感嘆しつつ 読ませていただき
ました。(*^_^*)
原作は、素晴らしく上手く出来たサスペンス・ミステリーとのこと。でも
映画としては、“スカッとする”アクションに主軸を置いて、成功だったん
では ないかな!?d(^▽^)
『ランボー』シリーズも 『ボーン・アイデンティティー』シリーズも 1作も
観ていない(!)私なんですが、まさに 単純明快に気分転換できるアク
ション映画でしたネ!そうそう!『猿の惑星』も 観ていなかったために、
マーク・ウォールバーグが “サル顔君”として 愛されていることも つゆ
知らず。。。(^^ゞ 
マイケル・ペーニャは、最近 『crash』や『バベル』でも 見かけて、
私的には 「あっ!また出てきた♪」感覚を楽しめる Actorさんでして、
ウォールバーグ共々 次回作での出会いが とっても楽しみだったりして
居ります♪
拙著ですが、当方記事 TBさせていただきました。m(__)m
by 流星☆彡 (2007-06-08 16:44) 

こんばんは。犯人に仕立て上げられてからの逃亡はかなりスリリングで面白かったと思います。後半からはかなりグダグダだった気がしますが・・・(笑)。ちなみにマークの最高傑作は『ブギーナイツ』ですね。最近のシリアスな感じより垢抜けていて、彼らしい映画ですよ。
by (2007-06-08 21:21) 

まなてぃ

>こんにちは、流星☆彡さん。Nice&コメント&TBと
どうもありがとうございます。(^^)
スカッとするアクション映画で、私も文句をいいつつも、
楽しんでしまいました。へたにサスペンスの謎解きをいれなくて
よかったと思いました。謎を解くように映画を作るのって、
結構、難しくて、これは納得のいく謎解きだと思えるものは少ない
ですよね。謎がとけてでてきたものが、たいしたことがない映画は
沢山ありますよね。(笑)
マイケル・ベーニャはとても良い俳優さんで、これからも期待できそう
ですね。『バベル』は、また未見なのですが、彼がでているなら
少し興味をもってDVDになった暁にでも鑑賞してみようかなぁ・・と
思いましたよ。マーク・ウォールバーグは私てきには好きな顔です。
マッド・デイモン好きは彼が好きなのではないかなぁ・・なんて
思ってます。
『ボーン・アイデンティティー』はよくできたアクション映画です。
『ランボー』はあまり大きくお薦めはしないのですが、
『ボーン~』シリーズは機会があったら観てみてはいかがかな。
なんて思います。(^^)
by まなてぃ (2007-06-10 16:38) 

まなてぃ

>katoyasuさんNice&コメントありがとうございます。(^^)
『ブギーナイツ』ですね。さっそくレンタルで借りてみてみたいと
思いましたね。垢抜けているマーク・ウォルバーグをぜひ!堪能して
みたいですね。(なにぶん、初めて彼をみたのが『猿の惑星』
ですからね、垢抜けているというイメージが、なかなか膨らみにくい
感じもあるんですよ。(笑)
こちらの『シューター』はkatoyasuさんのいうとおり、
前半は、緊張感があって、ハラハラとみましたが、
やはり、それなりに賢い味方ができてしまうと、どうしても
主人公が危機に陥っても片方が助けてくれるだろうという
安心感が、観客にできてしまうので、映画全体がぬるくなりますよね。
定番のアクションモノになってしまったのは、孤高のシューターと
いう素材があっただけに、ちょっと勿体ないとは思いましたよ。
次回作に期待したいですね。
by まなてぃ (2007-06-10 16:56) 

まなてぃ

>FuHaさん、Niceありがとう。
by まなてぃ (2007-06-10 16:56) 

まなてぃ

>noricさん、Niceありがとうございました。
by まなてぃ (2007-06-10 16:57) 

taha

はじめまして、映画好きです。
--ここのところ鑑賞した『スパイダーマン3』と『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』が最新CG合成のどーだ!どーだ!どーだ!--

そのとおりですね!
CGウリャーの映画ばかり続くと、肉体を駆使したアクションで引く付けられる点がありまんす。
やっぱり、マット・ディモンあたりを意識しているのですかねぇぇ。
by taha (2007-06-12 23:01) 

まなてぃ

> tahaさん、はじめまして。Nice&コメントおまけにTBまで
ありがとうございます。(^^)

>やっぱり、マット・ディモンあたりを意識しているのですかねぇぇ。

私もそれを感じましたね。
特に、映画の前半は締まった感じで物語が進み、
孤高に逃亡をはかり、自らの行動力で危機を脱していく感じは
ちょっと『ボーン・アイデンティティー』を思い出さずには
いられませんでしたね。
それにしてもCGを入れない映画が少なくなってきた
現在では、こういったアクションモノは、本当においしく感じました。
もっと物語を膨らまして、シリーズものとして続くといいのになぁ
と、ちょっと願ってしまいましたね。(^^)
by まなてぃ (2007-06-13 13:12) 

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